アストンマーティンDB11への軌跡 その1 V8 Vantageの記録

ヘンリック・フィスカーの神デザインではないか?

と勝手に思っているアストンマーティンV8 Vantage。

駐車場に停めてある愛車を見ているだけで、

(良いなあ…)

と、美しいクルマを所有する喜びを感じていました。

思えば、アストンマーティンV8 Vantageを購入したのが…

2014年5月。

手に入れてすぐ行ったのは

Aston Martin Owners Club

への入会。

アストンマーティンを購入してアストンマーチンオーナーズクラブに入会する

それが17歳のころからの夢。

17歳のころは、20世紀。

インターネットなんてありませんでした。

Aston Martin Owners Clubに入会するにはイギリスまで行かないといけなかったのでしょうが、21世紀の今ならオンラインで自宅にいながら入会可能。

便利な世の中になったものです。

インターネットのおかげでさらに夢実現。

さらに夢だったのは、愛車のノーズにコイツを取り付けること。

Enamel Car Badge

これもAston Martin Owners Clubに入会すればオンラインで注文可能。

で、取り付け。

さらに夢達成。

こういったクルマを手に入れたらカーマニアの人脈を広めたい。

そう考えまして… 

オートモービルクラブジャパン

にも入会して熱海ヒストリカに参加したり…

谷保天満宮旧車祭に参加したり…

アストンマーチンオーナーズクラブジャパンにも入会してミーティングに参加したり…

近所の芦有展望台に行ってみたり…

高雄サンデーミーティングに参加したり…

ツインリンクもてぎの走行会に参加してみたり ...

いろいろな自動車の会合に参加しましてカーマニアの人脈を広めました。

そんな調子で3年ほど乗り回して(といっても足グルマにはできないので普段はアウディA4に乗っていましたが)いましたが…

2016年の11月にいきなりギヤが入らなくなって積車のお世話に。

その時点で走行距離は、4万キロ。

クラッチのオーバーホールを行いました。

オーバーホール代金は、100万円弱。

ディーラーではなくスタークラフトさんに持ち込みました。

オーバーホール後、治ったと思って

で、2017年の9月、芦屋から京都の高雄サンデーミーティングに参加したら、高尾山の料金所の入り口でまたギヤトラブル。

で、また積車でスタークラフトさんへ。

パーツをかなり替えたそうですが、保証期間内だったので無料でやってもらいました。 

ラッキー。

2017年11月。

アストンマーチンオーナーズクラブジャパンのミーティングで沼津までいきました。

芦屋から高速に乗り沼津で高速降りて一般道に停車、昼ご飯を食べて動かそうとしたら、クラッチトラブルでギヤ入らず。

JAFを呼んで積車で一旦、沼津JAFのガレージで預かってもらい、アストンマーチンオーナーズクラブの会合に参加。

次の日に沼津JAFのガレージまで積車にきてもらい引き取ってもらってスタークラフトさんに再入庫。

今度は長い入院でした。

アストンマーティンV8 Vantageが無事に退院してきたのは、2019年の5月。

1年半修理工場から出てこず。

いつ帰ってくるかわからないので駐車場の契約も切れず。

1年半、クルマがないまま駐車場代を払っていました。

スタークラフト社長さんにその間の話を聞きますと…

「構造上、セミオートマのクラッチではなく、スワッシュプレートに問題があったのです。

アストンマーティン広島の整備工場に私の後輩の整備士がいるので、アストンマーティン広島まで現車をいれました。

内部パーツをかなり新品に交換して広島から当社まで200万請求書付きで現車が帰ってきました。

確認してみましたが、スワッシュプレートは以前のまま。

これだとまたギヤトラブルになるはず。

テストしてみたところ、案の定、走行していてクルマが温まってきて停車するとギヤが入らなくなりました。

それでアストンマーティン広島に逆戻りです」

実はスタークラフト社長さん、アストンマーティン ヴァルカンのオーナーさんから信頼が厚くその関係でゲイドンには頻繁に訪問されていて、そのときにゲイドンまで私の愛車のスワッシュプレートを持っていってくれたそうです。

スワッシュプレートの構造に問題がある!

スワッシュプレートの構造の問題を説明して、アストンマーチン本社で対策済みのスワッシュプレートを作成してもらったのだとか。

そしてゲイドンから対策済みスワッシュプレートを持った整備士が来日。

それを現車に組み込んでテスト。

結局、ゲイドンから2回整備士がきたそうです。

「それから何度もテストして問題ないのを確認しましたのでもう大丈夫かと…

構造上のリコールなので、修理代は無料です」

とのこと。

なんとも頼もしい社長さんです。

ちなみにこの

暖まってきたらギヤが入らなくなるトラブル

は、

アストンマーティンV8 Vantageのややこしい故障の中で、筆頭になったそうです。

まあこういった故障も、アストンマーティンオーナーからしますと

”アストンマーティンなら仕方ないか…”

な感じです。

国産車なら、腹が立ちますけど。

実はこの間、カーマニアの友人で、アストンマーティンV8 Vantage N430を買った人と別の友人でアストンマーティンV8 Vantage N420を買った人がいました。

2人とも私の車のトラブルをみて、1年ほどで買い替えられました。

N430の人は、アストンマーティン ヴァンキッシュ(2代目)に。

N420の人は、フェラーリ 456に。

「セミオートマは信頼性低いのでトルコンのモデルに買い換えたら?」

何人もの友人からそういわれました。

アストンマーティンVantageに採用されたロボタイズドMTは、2018年から作られた新型アストンマーティンVantageには採用されていません。

昔ながらのトルクコンバーターにもどされました。

DB9は、最初からトルクコンバーター。

ちなみに初代ヴァンキッシュにはロボタイズドMTでしたが2代目ヴァンキッシュはトルクコンバーター。

ロボタイズドMTは、やはり問題があるようです。

「また故障する前にVantageを売って、信頼性の高いDB9に買い換えたら?」

何人もの友人からそうアドバイスを受けました。

それには私も同感なのですが、その時は会社の景気が悪くなり立て直している最中。

買い替える余裕がありませんでした。

帰ってきた愛車、アストンマーティンVantageですが、スタークラフトさんが直してくれたので壊れないとは思いますけど…

遠出してまた積車

となってしまう不安がなかなか拭えないので、月に一度、家の近所を乗り回してバッテリーの保護するだけ。

そんな状況になってしまったのです。

熱海ヒストリカも谷保天満宮も芦有展望台も欠席。

アストンマーティンオーナーズクラブジャパンの会合だけは、

友人のアストンマーティンの助手席に乗せてもらって参加

とか、

足車のベンツで参加

といった感じで続けていました。

そんなことをやっていたら、2020年の1月からは、コロナ騒動。

2020年から2021年は、クルマのイベントがほぼ無くなりました。

これは私のような、病んでいる愛車オーナーにとっては吉報だったかも?

その間、会社を立て直し利益を上げてかなりの赤を埋めました。

赤を出してから5年くらいかかりましたが、ついに

2022年の6月に税理士さんから

「これなら今のうちに、アストンマーティン買い替えられたら良いのでは?」

と許可がでましたので、早速、購入候補を見ることにしました。。

 

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