アストンマーティンへの軌跡 その3 ダンディ2 華麗な冒険

アストンマーティンといえば、ボンドカーで世界的に有名になりました。

ただ私が、人生最初に映画館でみたボンド映画は、「私を愛したスパイ」。

ショーン・コネリーではなく、ロジャー・ムーア。

アストンマーチンDB5ではなく、ロータス・エスプリ S1。



私にとっての「ジェームス・ボンドとボンドカー」といえば、そうだったのです。



ロジャー・ムーアは、007シリーズではアストンに乗ってませんね。

私がアストンに嵌った映画は、007ではなく、こちら。

ダンディ2 華麗な冒険(The Persuaders!)というイギリスのテレビ映画。



ロジャー・ムーアとトニー・カーティスが主演したテレビドラマなのですが、このドラマでロジャー・ムーアが乗っていた車が、

1970年型アストンマーティン DBS V8

いわゆる、

アストンマーティン V8 シリーズ1

というモデル。

実際に撮影に使われた車は、

「外観だけDBS V8にした4リッター6気筒のDBS」

だったらしいですが......

詳しくは、オクタン日本語版4号をお読みください。

まあ、私が放送をみていた18歳(1978年)のときにはそんな知識は一切なく、

この4つ目の

アストンマーティン V8 シリーズ1

をみた瞬間

(なんてカッコいいんだ~!)

テレビの音を聞いて、

(V8エンジンの音、最高、しびれるぅ~!)

と思ったものです。

まあ、現物をみたこともなかったですし、エンジンの音を聞いたこともなかったので、L6かV8かなんてわかるはずもありません。

ちなみに、トニー・カーティスの車は、ディノ246GTのLタイプ。

当時の新車価格なら、アストンの方が上。

2.4リッターV6のディノよりも、5.3リッターV8のアストンが高いのはアタリマエ。

しかし、今の相場は、逆転しているようで。

クラッシックフェラーリの相場は、"天井知らず"ですから。

アストンもじわじわ上がってますけど。

撮影に使用されたこのDBSについては、こんな値段がついたようです。

ダンディ2で使われた車 V8ではなくL6積んでるのも分かります↓

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