ロールスロイス・コーニッシュとベントレー・コンチネンタル 熱海 Historicaで出会った名車 その4
1989年 ベントレー・コンチネンタルと1983年 ロールスロイス・コーニッシュの揃い踏み。
1台で4500万円もの超高級車が2台。
これ2台で、ほとんど1億円の価格。
世界でもっとも高額な車のひとつ......いや、ふたつ、ですね。
ロールスロイス・コーニッシュは、顧客からの要望からシルバーシャドウを特注で2ドアにしたモデルで、最初は
ロールスロイス・シルバーシャドウ クーペ
と呼ばれていました。
正確に言うと、
シルヴァーシャドウ マリナー・パークウォード 2ドア・フィックスドヘッドクーペ
華麗なる賭け という映画で、スティーブ・マックイーンが乗っていた車が ロールスロイス・シルバーシャドウ クーペ。
あまりに要望が多かったので、1971年3月から、コーニッシュ という名前でカタログモデルにしたそうです。
で、そのロールスロイス・コーニッシュにベントレーのエムブレムをつけて発売したのが、
ベントレー・コーニッシュ
で、1984年以降から
ベントレー・コンチネンタル
と名前を代えて販売されているといわれています。
2台の顔を比較してみますと......↓
ベントレー・コンチネンタル
ロールスロイス・コーニッシュ
同じ顔してますね、年式の違いからヘッドライトワイパーがついてますけど、ロールスロイスの方は。
ラジェーターグリルとバッジ、フライングBとスピリット・オブ・エクスタシー以外は、全く同じ なのでしょうか?
と思ったら......↓
ベントレー・コンチネンタルのボンネットは、ベントレーのラジェーターグリルの形状に合わせ、若干、なだらか。
ロールスロイス・コーニッシュのボンネットは、パルテノンのラジェーターグリルの分、角ばっている
という違いがあるようです。
さすが、手作りの名車。
こだわって作られてますね。
こだわりといえば、これも......↓
この側面にある2本の線は、職人さんによる手書きなのです。
2本の線が一切交差せず、なんと、1本づつ1筆で書かれています。
名人芸ですね。
話には聞いていたのでずっと気になっていたのですが、今回、確かめてみました。
本当に、フリーハンドで、人間が書いた線でした。
4500万の車、恐るべし。
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