アストンマーティンへの軌跡 その8 ランドローバー・ディスカバリー
1997年。
サラリーマンになりました。
就職と同時に結婚。
車も必要なので買いました。
買った車ですが......当然、アストンマーティンなんて買えません。
サラリーマンになった時点で、アストンマーティンの夢はあきらめました。
その会社の給料では、とても買えないし維持もできそうにありませんでしたので。
しかし、イギリス車に傾倒していた私です。
カローラや軽自動車を買う気もありませんでした。
私がアストンと同時に憧れていた車のうちのひとつ、レンジローバー。
レンジローバーだってもちろん買えませんよ。
その旧型レンジローバーのパーツを流用して作られた廉価版のディスカバリー(円高差益還元で新車価格299万円!)の中古。
その当時の私がちょっと無理して中古ディスコを買いました。
通勤に使うのでV8ではなくディーゼルエンジンの、96年式ランドローバー・ディスカバリーTdi
中古とはいえ、クラッシックレンジローバーの雰囲気が色濃く残る車。
ハンドルを握るたびに嬉しくなってました。
大きな車ですが、見切りがいいので運転しやすかったです。
実用性高いしディーゼルエンジンなので維持費は安い。
まあ確かにガソリン代はそれほど高くはなかったのですが......つぶれまくって修理代が大変でした。
私個人で買った私の車なのですが、この会社の社長から
『通勤手当月1万円出したるから会社に乗ってこい、会社のためだから、会社の仕事で使わせろ!』
とか訳の解らないことを言われて、商品のデモカーにされたり、会社のお客さんの送迎用に使われたりち、いいように使われていました。
この年式のランドローバー・ディスカバリーTdiのネックは、ファンベルトテンショナーのベアリング。
1万キロ程度でテンショナーを交換しないと、ファンベルトが回している発電機、ウォーターポンプ、それにサブで回っているエアコンコンプレッサーのどれかが逝かれます。
会社でいいように使われたので距離が伸びてしょっちゅう壊れていました。
修理代は全て、私の個人負担。
修理をディーラーに任せたらバカ高い修理代を取られかねないので、海外のサイトから個人輸入で部品を購入する技を覚えました。
個人輸入して整備工場に部品を持ち込んで修理を依頼。
そうやって経費を下げて何とかディスコを維持。
通勤手当の月1万円では大赤字。
大変でしたがこの経験のお蔭で、輸入のやり方とか外国人との交渉の仕方を覚えることができたので今の仕事にも役立てることができ、それ以上の利益をもたらしてくれています。
サラリーマンは6年ほどやっていましたが、そんな会社でしたので、その他にも色々ありまして、
(いいようにされてるな......こりゃ......自分でやった方が儲かるな......)
と確信。
サラリーマンを辞めて自分で会社を興してみました。
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